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先日の非破壊自炊についての投稿でスキャンドキュメント機能について簡単に紹介しましたが、スキャンドキュメントは早くも名前をオートクロップと変えることとなりました。今回はそのオートクロップ機能について、もう少し詳しく紹介したいと思います。

自分もそうでしたが、クロップという言葉は初耳という人も多いと思います。さすがに言葉の意味をわ分からずに機能を説明することはできないと思い、ネットの英和辞典で調べたところ「〈本・写真などの〉縁を切り落とす.」という意味でした。したがって、オートクロップは「自動切り取り」と訳せばいいと思います。

さて、デジタルカメラをスキャナの代わりに使う場合ですが、以下のような手順になり色々と大変です。

手順1:三脚などでカメラを固定する。
手順2:シャッターを切る。
手順3:画像データをPCに取り込む。
手順4:画像処理ソフトウェアを使って紙以外の背景部分を切り捨てる。

カメラをスキャナとして使う際の一番の欠点は、個人的には、手順1のカメラの固定だと考えています。もし紙を完全に長方形(もしくは正方形)の形で撮影したい場合は、レンズを完全に水平にする必要があります。レンズが少しでも傾くと、撮影した紙は台形に歪んでしまいます。IPEVOの書画カメラを水平に固定することは慣れてしまえば簡単ですが、慣れるまでは角度の細かい調整が煩わしく感じるかもしれません。USB書画カメラやWebカメラの場合は手順3は必要ありませんが、一般的には一眼デジカメの画質が最高です。

また、現在のカメラは横と縦の比率が主に「4:3」「16:9」の2種類です。ただし、書類や本、雑誌はこの比率でないことがほとんどで、撮影した画像には取り込む必要のない机の表面がどうしても写り込んでしまいます。ソフトウェアを使って余計な部分を切り落とすことは簡単ですが、ページ数の多い本などを取り込む場合、この単純作業に多くの時間をかけることになります。
 
Presenterのオートクロップ機能は、これらの問題を解決するため、通常の画像撮影に以下の3機能が追加されたものです。
機能1:プログラムが紙の部分を認識し紙以外の部分を切り捨てます。
機能2:台形になっている場合は長方形(もしくは正方形)に補正します。
機能3:撮影後の縦横の比率を指定できます。

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※画像内の数字は順番を表すものであり、上記の機能1〜3のことではありません。

機能の1と2で紙の書類や本などをできるだけそのままの状態で画像化します。また機能3の縦横の比率指定により、タブレット等のデバイスで電子化した書類を見る際に丁度いい比率にすることができます。

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※機能3の例:左は原稿そのまま、右はA4サイズに変更した後の画像です。

とても便利なオートクロップ機能ですが、取り込む書類、本などが長方形(もしくは正方形)でない場合や、新聞紙など大きい被写体がカメラの撮影範囲に収まらない場合は当機能は使えませんのでご注意ください。

自画自賛になりますが、この機能のおかげで、スキャナと勝負できるレベルまで書画カメラの使い勝手が向上したと思っています。両方の良し悪しを比較すると以下のようになると思います。(もし漏れや謝りがあったらコメントください。訂正いたします。)

IPEVOのUSB書画カメラが優れているところ
・小さいので置き場所に困らない。
・新聞等の大きすぎる被写体を、高いところから撮影することで画像に収めることができる。
・書籍等を裁断しなくて良い。
・スキャナ以外に、書画カメラやWebカメラとしても使える。

スキャナが優れているところ
・カメラは光の色合いや強弱を調節する必要があるが、スキャナは光の影響を受けずに使用可能。
・書籍等が裁断可能な場合、自炊用のスキャナと使うと簡単で時間もかからない。
・複合機なら、スキャナ以外にコピーやプリンターとしても使える。

スキャンをすることが多いユーザーはさすがにスキャナの方が使い勝手が良いかとは思いますが、そうでない方はIPEVO Ziggi-HD Plus USB書画カメラも選択肢にはなると思います。スキャナをご購入の際には、書画カメラも候補の一つにしていただけければ幸いです。

最後に、今回紹介した内容を動画にしてあります。説明のキャプションは英語ですが、今回紹介した機能は動画の方が分かりやすいです。お時間のある方は是非ご覧ください。

 
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※これらの機能を利用するにはIPEVO製書画カメラとWindows 7以降、もしくはMac OS X 10.10以降のコンピューターが必要です。